有限会社酸京クラウド様
特殊効果の未来を考える1日
社員と経営者の想いをつなぐ研修
企業名:有限会社 酸京クラウド
本社所在地:〒143-0013 東京都大田区大森南3-19-12 酸京ビル
代表取締役:小峰 聖氏 (特殊効果コンシェルジュ®)
従業員数:11名 ※2020年5月現在
1970年の創業以来、TV・CFをはじめ、劇団四季の「アラジン」などの演劇・コンサートの各種舞台の特殊効果を担う老舗企業。
変わり続けるエンターテイメントビジネス業界の中で、常に業界の未来を見据え自社も変わっていこうと様々な取り組みをおこなっています。そして今回、社員参加型の評価基準作り&チームビルディングであるサンクスUP!に興味を持っていただき研修導入となりました。
担当ファシリテーター:生駒章子
SESSION 1. 未来新聞をつくろう
特殊効果のメッカを大森に!
このsessionでは社員自身で10年後の会社の未来を作っていきます。と言っても、いきなり会社の未来を想像してと言われても出来るものではありません。 そのために、先ずは社長から直接会社の未来を聞き、さらに社長の10年後の目指す姿を聞きました。
次に社員自身の10年後の夢を「ストーリーテリング」という3人組で話を聞き合う演習を通して共有しました。
会社が目指す未来、社員それぞれの夢を出したところでいよいよ未来新聞を作っていきます。 制限時間は30分。2テーブルとも最初の10分は何をどうしようかと様子を見ながらのスタートでしたが、どちらのテーブルも真剣に考える社員の様子が伺えました。
その後はテキパキと指示を出し進めるテーブルと、じっくりそれぞれの考えを形にしていくテーブルに分かれました。
ゴールに向かう手段、方法は人それぞれですからね。形は違えど、どちらのテーブルも着実にゴールに向かっていく様子は頼もしい限りでした。
そして、最終的に出来た新聞がこちら。
どちらも酸京クラウドの輝く未来を感じさせる素晴らしいものでした。 。
SESSION 2. キャリアマップを作ろう!
特殊効果の仕事を見える化
このsessionでは、自分達の仕事を段階的に見える化し、仕事に必要な姿勢を考え、自分の今の立ち位置を確認していきます。先ず最初はピグマリオンミーティング、通称褒めシャワーと呼ばれる演習を通して褒められことの有効性を感じてもらいます。 演習では、自分の短所と長所を書いた付箋を貼ったA4用紙が、仲間からの褒め言葉の付箋で埋め尽くされていきます。 中には長所が見当たらないという人もいましたが、その方の用紙もあっという間に褒め言葉の付箋の葉っぱで溢れていきました。 仲間を良いところというのは、普段思っていても直接声に出していう機会はあまりないのが現状ですからね。 仲間の本音がしっかり伝わった時間だったのではないかと思います。
その後は「理想の上司」「理想の新人」は何を見て聞いて話しているのかを考える「共感マップ」と呼ばれる演習を行った後、いよいよキャリアマップを作っていきます。
今回完成したキャリアマップはこちら。 もちろん、この短時間で完璧なキャリアマップは出来ません。 むしろこの研修はきかっけで、研修の後に行われるフォローでより深めていくことになります。ですので、ここでは完璧を求めるのではなく、自分達で自分の仕事を段階的に考える経験をするのが大きな目的なのですが、こちらの企業様では、事前に出されてたタスク以外に新たなタスクの提案があるなど、社員の皆さまの能動的な参加により短時間で多くの言葉が出てきました。
SESSION 3. 評価基準をつくろう
大切な価値観で評価基準づくり
お昼休憩を挟んだのち、いよいよ本日のメインタスクである評価基準を自分達で作っていきます。 評価基準は「成果」「能力」「姿勢」の三つから成り立っており、それぞれに評価対象となる項目があります。
このsessionでは、その評価対象となる項目はどんな基準を満たすことで評価されるのかを自分達で見つけていくことをしていきます。もちろん、キャリアマップ同様この短時間で完璧な評価基準を作ることは出来ません。ですので、ここでは完璧を求めるのではなく、自分達が評価される上で「こんなことが大事だと思う」「こんなところを見てほしい」という働く人の目線を経営陣に一つでも多く知ってもらうこと。自分達の思いを言っていいんだと感じてもらうことが大切です。
今回の研修では参加者全員が真剣に考え積極的に評価基準作成に取り組んでいただいたおかげで多くの言葉が紡がれました。
こうして出来た評価基準がこちら。
この中の多くの言葉が、実際の評価基準で使われることと思いますし、今後も社員と共にこの評価基準は成長していくことでしょう。
SESSION 4. ミッション宣言!
目標を応援する環が拡がる
サンクスUP!研修の最後のsessionはみんなの応援のもと、個人目標を作成していきます。 使用するのは今年大活躍の大谷翔平選手が高校時代に使用したことで話題になったフレームワーク式発想方法「マンダラチャート」。
実は、サンクスUP!の開発者である松山はこのマンダラチャートの認定講師でもあり、企業の研修のためにカテゴリを「成果」「能力」「姿勢」のビジネス面と「健康」「趣味・家族」の2つに分けたのが「サンクスUP!型マンダラチャート」です。
また、通常の研修ではマンダラチャートを紙に書いていくのですが、こちらの企業様ではすでにサンクスアップオンラインの導入を決められていたため、研修時点からパソコンを使用しての作成となりました。
最初は個人でマスを埋めていき、埋められなかったマスはメンターとメンディーでペアを組んで協力し合って埋めていきます。 嬉しいことに、マスをすべて埋めた人にはお菓子が貰えるというご褒美付き。たかがお菓子されどお菓子、ちょっとしたことですが、自分の成し遂げた成果によって報酬がもらえるという体験は、さりげない達成感と次も頑張ろうという気持ちを起こさせてくれるものです。
演習では、あっという間にマスを埋まる人もいれば、なかなか埋められない人もいましたが、最後は皆の協力で社員全員のマスがすべて埋まり、仲間への感謝と小さな達成感を感じていただけたことでしょう。
そして、研修の最後はマンダラチャートを書いてみて気づいたことをこれから自分が何をしていくかを一人一人宣言し研修が終了となりました。
お客様の声
- みんなに褒めてもらえて嬉しかった。
- 初めて付箋を使う研修を、それも社員と受けだが想像以上に出て来て驚いた。
- 人を褒めたり、褒められたりすると凄く気分が良くなりました!
- 理解できていない部分があったので、もう少し学びたい。
- 色々な考え方を改めようと思った。
- 自分の立ち位置が把握できた。
- 特に、未来新聞の共同作業の際に、良い意味で童心に帰ることができ、貴重な体験をさせていただきました。
まとめ・今後
今回の研修では、社員全員が同じ目線で笑顔でゴールまでたどり着くことができました。
そうなれたのも、社員の皆さまの能動的な姿勢はもちろんのこと、担当者様のサンクスUP!への理解と多大なるご協力、そして、社長自らが積極的に参加し、誰よりも多くの褒めシャワーを社員全員に伝えてくれたことにある感じています。
サンクスUP!は社員の皆さまの思いを会社に届けるものであり、また、経営陣の思いを社員に届けるものでもあるんだと改めて感じた研修でした。
またお会いできる日を楽しみにしております。
担当:生駒章子