社会福祉法人 宮共生会様

チームで前に進んでいくきっかけ作りに

前向きな気持ちで終わる事ができる研修の、効果に期待

企業名

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企業名:社会福祉法人 宮共生会
事業内容:
就労継続支援A型、就労継続支援B型、就労移行支援、生活介護、共同生活援助、相談支援、日中一時支援、共生型通所介護
設立:2001年8月
URL:https://miyakyoseikai.or.jp/
社員数:168名
経営理念:
宮共生会は障害のある方の自立支援を推進します。 障害のある方が、地域と共助共存しながら生活できる共生社会の実現を目指します。
担当ファシリテーター:松山将三郎、中村亜依

導入目的:障害のある方の就労支援や福祉相談を行う福祉法人 宮共生会は、農業・カフェ・食品加工などさまざまな事業を就労支援で展開し、年商5億に到達したとてもユニークな福祉法人です。代表理事長の原田氏は、障害のある方と共生する社会の実現、という10年ビジョンを掲げ、そのために年商20億という高い目標を掲げています。その達成には20名ほどの幹部・事業リーダーとのビジョン共有と目標管理が必須だと考え導入を決定しました。


SESSION 1. 未来新聞づくり

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経営者の高い数値目標を各事業リーダーがドリルダウン!

福祉法人で20億を稼ぐ。この難しいミッションを実現するためには、ふわっとしたビジョンではなく数字まで落とし込む内容が必要です。未来新聞を見ていると「楽天総合ランキングNO.1」「社会法人で異例!働きたい職場全国8位」「工賃月15万円」「サポーター数(スタッフ)500名」「1日2000食など」など、それぞれの事業リーダーが具体的な【成果】をが描かれています。そして、シニアの活躍(オールドルーキーで球界入!?)やバリスタ大会で優勝、事務長に孫が生まれるなど人間性を描いた記事もきちんと入っています。特筆すべきはこの2つの新聞を書くのに30分以内できっちり書けたことです。ふだんから、数字目標を達成するために何が必要なのかを幹部の方が考えていることがよくわかります。

SESSION 2. 評価基準づくり

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異なる事業の幹部同士だからこそ大切なコミュニケーション

幹部同士の評価基準はなかなか難しいものがあります。とくに今回のケースでは福祉系の相談事業と収益を成果として見るカフェや商品販売などがごちゃまぜな組織ですので、求められる【能力】が違います。どうしても「経営力」や「実行力」などの漠然とした基準になりがちです。それでも、「うちの法人に求められる経営力とは何だろう?」「決断力とはどんな決断をしなければならないだろうか?」とディスカッションをすることによって幹部同士の意思共有の機会をつくることができます。

SESSION 3. キャリアマップ

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高い理念実現のために地図を描き続けよう

SESSION3とSESSION4は3か月以上空いたので前回作った成果物「未来新聞」と「タスクツリー」を見ながらのおさらいからスタート。未来に描かれた「年商20億円」という高い目標を達成するためには、やるべきことを根本から見直さなければなりません。今までのことをそのままやっていても、望むべき未来は訪れないことが「キャリアマップ」を見ればよくわかります。そのキャリアには「各事業所が事業計画を考えられる」「組織化」などの【能力】が必要で、そのためには「ぶれない」「話しやすい」「知識」などの【姿勢】が大事だということをマップ上で確認しました。ただし、このセッションで終わりでは有りません。ゴールへの地図を描き続けることが重要なのです。

SESSION 4. ミッション宣言!

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結論は「理事長に頼らない」!?

キャリアマップで道筋を考えた後は、最後は個人目標としてマンダラチャートに落とし込みます。幹部同士で共通の目標と、事業リーダーとして違う目標をそれぞれ掲げ、全体として宮共生会の目標がまとまりました。そして、マンダラで自分のミッションを宣言した後の「協調アクション」がみなさんどれも素晴らしいものでした。中でも印象的だったのが「理事長に頼らない事業経営、引退に追い込むようにします!」との宣言。信頼しあっているからこそ「任せてほしい」と幹部一人ひとりが考え、主体的に動く組織。その幹部の意識の高さを実感できるすばらしいSESSIONでした。

感想

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宮共生会 原田良太さま(代表理事長)より

サンクスUP!の研修はとても前向きな気持ちで終われる研修であると感じています。今回は幹部層の研修で活用させてもらいましたが、組織課題を感じている部門によっては、部門ごとに本研修を活用し、改めて自部門の目的や目標を確認し、チームで前に進んでいくという気持ちを新たにするためのきっかけ作りにも寄与出来るのではないかと感じました。 今回参加した各事業所長から、本研修を自分の事業所でやらせてくれ!といった声が上がることを期待しています。

まとめ・今後

社員さんの研修と違って幹部さん向けの研修は具体的な数字目標が出てくるのが特徴的でした。幹部さんがどのように考えているのか? 理事長がどのようなビジョンをみているのか?ふだん忙しくてなかなか会えないからこそ、効率的にかつ効果的にお互いを知る機会がとても大切ですよね。サンクスUP!のフレームワークがお役に立てたならとても嬉しいです。
担当:中村亜依